あけましておめでとうございます。
気がつけばもう1月4日…2022年の挨拶が大変遅くなってしまいました。
生き物が相手の保護活動ですので、盆も正月もなく、お正月気分を味わうなんてこともないのですが、おーあみ避難所はお正月からたくさんのボランティアさんがお手伝いに来て下さって、犬も猫も私も幸せな気持ちです。
しかし元旦早々に悲しいニュースがありました。
両眼を悪性の癌に侵されていた猫のうの花ちゃんが、元旦の22時19分に亡くなってしまったのです。
うの花ちゃんは、ゴミ屋敷で暮らしてました。
飼い主が入院し個人のボランティアさんに保護されましたが、目の状態がひどく個人の方ではとても面倒が見れないからと相談を受け、12月初めにおーあみ避難所にやって来ました。
初めて会ったとき目を覆いたくなるほど酷い状態でしたが、少しでも楽な生活をさせてあげたいと1日おきに目の洗浄に通院し、緩和ケアのために眼球摘出手術もいたしました。
術後はご飯も食べたのでこれからどんどん良くなるだろうと期待しておりましたが、急に食欲が落ちて元旦の夜に息を引き取ってしまいました。
うの花ちゃんは目が全く見えなかったので、こちらに来た時には怯えているようでしたが、環境に慣れてからは、名前を呼べばお返事できるようになり、抱っこすればスリスリと甘えてくる子になったので、もっともっと楽しい時間を作ってあげたかったけれど、最後まで丁寧にお世話してあげられたなと言う自負もあり、最後の最後に看取ってあげた事だけでも良かったんだと思います。

他の猫さん達とくつろぐうの花さん
手術のあと、元気にご飯を食べてくれたうの花さん
おーあみ避難所は負傷してたり看取りのつもりで保護している子も多いために、お別れも多いと思います。
一般家庭の子になれるのがベストだとは思いますが、それでも、最後おーあみ避難所に辿り着いてよかったと思えるように日々お世話出来たらいいなぁと思います。
このような犬猫保護活動で喜び悲しみ、逞しさ、忍耐、いろんなことを学ばせてもらってます。
今年もまたたくさんの出会いと別れがあるとは思いますが、精一杯頑張っていきたいと思います。
その活動を日々、根底で支えてくださる皆様がいるからこそ保護活動が出来て、犬や猫も安心しておーあみ避難所に身を寄せる事が出来ております。どうぞ、本年も皆様のあたたかい応援を頂ければ幸いです。
よろしくお願いします。
一般社団法人 おーあみ避難所
代表理事 大網直子